おのにち

おのにちはいつかみたにっち

読書

本なんて読まなくてもいいよブックガイド

昨日の記事にこんな風なコメントを頂きまして。考えたのです。 Daisuke-Tsuchiya その前に活字が苦手なんですが、活字嫌いでもサクッと読めるものもぜひ教えてください。 menheraneet これ面白そうですね。気になる!/前のコメにありますが、自分も活字が本…

「九月の恋と出会うまで」感想-恋愛小説が苦手なあなたに、オススメしたい恋物語。

恋愛小説が苦手。 実は私のことです。 いや、マンガとか、小説でも淡い恋の始まり系は大好きなんだけど。キュンとします、萌えます。 苦手なのは一昔前に流行った「大人の」恋愛小説。林真理子さんとか、渡辺淳一さんとかさぁ。 特に渡辺淳一さんは20代の…

恒川光太郎『スタープレイヤー』あなたの10の願い事は?

今日は恒川光太郎さんの「スタープレイヤー」、「ヘブンメイカー(スタープレイヤーⅡ)」の感想です。 恒川光太郎さんについて 恒川光太郎さんは「夜市」(日本ホラー小説大賞)でデビューした、ホラー作家さん。2014年の作品「金色機械」では日本推理作家協会…

世界の果てのミステリー北山猛邦「少年検閲官」

2016年の「このミステリーがすごい!」が発売されて、一番嬉しかったこと。 それは北山猛邦さんの「オルゴーリェンヌ」が10位にランクインしていたこと! このブログでも過去に紹介している北山猛邦さん。 yutoma233.hatenablog.com 物理トリックに定…

空を知る者たちの物語ー川端裕人『天空の約束』

元大学准教授、八雲はかつての教え子に誘われて「雲の倶楽部」という名の不思議なバーを訪れる。店内に雲が浮かぶそのバーで彼が受け取ったのは太陽の色をしたタンポポのお酒。 金色のその小瓶は、八雲の人生に風を運んでくるのだった…。 川端裕人が描く、…

疲れた日、ごはんのエッセイ。

月初めですね。だんだん今年も終わり、毎日忙しいです。 月末,月初めと書いて『こころをなくす』と読みます。私の中ではな!もういい加減三十一日の次が一日なの止めて欲しいです。間に土日を挟めってばよう!私の中ではな!(この言葉便利です) とにかく疲…

世の中には食べちゃいけない物もある? 篠田節子/神鳥‐イビス

世界中の美味しいもの、珍しいものがなんでも頂けるようになった世の中です。昆虫が頂けるレストラン、なんてものも東京にはあるらしく。 おらイナゴだのハチの子だの食べたことのある(強要された)田舎もんだけどあーゆーのは貧乏だから食わされると思ってた…

忘却探偵最新作「掟上今日子の遺言書」がサービスシーン満載な件

こんにちはみどりの小野です。 今日はドラマも好評放送中(毎週土曜日、21時から)、西尾維新さんの忘却探偵シリーズ最新作、「掟上今日子の遺言書」の感想です。 白髪のヒロインは忘却の名探偵 まずは御存じない方のために簡単なあらすじから。 第一作「掟上…

多島斗志之『症例A』ー伝染する妄想の物語

こんにちはみどりの小野です。 今日は多島斗志之さんの『症例A』の感想。 正常と異常の境界、精神を「治す」とはどういうことなのか? 七年の歳月をかけて書かれた異色作です。 丁寧に描かれた精神論と、魅力的な謎たち。一度に読んでしまうのが勿体ない。 …

猫と宇宙のセンスオブワンダー!小林めぐみ「ねこのめ」は最強のねこねこラノベだっ。

こんにちはみどりの小野です。 今日はタイトル通り、猫と宇宙の最強ラノベは小林めぐみさんの「ねこのめ」っ!というお話。(ただし猫の地球儀は同点1位とする!) なんで突然古いラノべ話(第一巻初版は平成4年発行)を引っ張り出してきたかというと、昨日…

秋に読みたい!美味しいミステリ5選。

腹が、減った。 こんにちはみどりの小野です。 孤独のグルメSeason5、相変わらずグダグダで素敵ですね(褒め言葉)。 さて、ゴローちゃんは年中お腹が空いてますが、私の食欲は秋がピークです。 寒くなると食欲が増す、のは脂肪を蓄えて厳しい冬を乗り切ろう…

あなたもきっと論破される?ーその可能性はすでに考えた

今日は井上真偽「その可能性はすでに考えた」の感想をお送りします。 麻耶雄嵩の「これはアンチミステリではない ただの奇跡だ」という帯が目を惹くこのミステリ。 思いがけない探偵、思いがけないストーリー。まるで中華料理のターンテーブルに乗ってクルク…

虐殺器官ー死へと向かう物語

今日紹介するのはゼロ年代ベストSFと評される、伊藤計劃さんの「虐殺器官」。 ベストSF2007の第一位に選ばれている作品。 ハヤカワ文庫新版の解説では大森望さんに『2で始まる西暦の最初の10年間を代表する日本SF』とまで言われています。 ...お恥ず…

麻耶雄嵩「螢」は新本格の物語

先日書店に行ったら幻冬舎フェアがやってまして。 私の大好きな作家、麻耶雄嵩の「螢」も新しい帯で並んでました。 家にあるので買わなかったのですが帯が気になりました。 目の前にあったシンプルなトリックに騙された、的な。 あれ?そうだっけ? そんな簡…

やっぱりハヤカワが好き!海外FTおすすめ本。

こんにちはみどりの小野です。 私やっぱり好きなんです…ハヤカワが。ハヤカワ文庫が。 (画像は早川さん。ドラマCDまであるのか…!欲しい!) ハヤカワと言ったら青背と呼ばれるSFですが、今日はあえてハヤカワFTを紹介します。(SFファンが怖いから日和った…

八咫烏シリーズ第三弾、黄金の烏感想!

今一番ハマってるファンタジー、阿部智里さんの八咫烏シリーズ第三弾「黄金の烏」を読み終わりました。 早速あらすじと感想を書いていきたいと思います。 尚、八咫烏シリーズを知らない方はこの動画がお勧めです! 黄金の烏あらすじ 舞台は雪哉の故郷垂水郷…

あの家に暮らす4人の女、それから女の友情について。

シルバーウィーク初日、朝のうちに掃除洗濯を済ませて10時くらいにはどこかへ遊びに行こう。 そう思っていたのに朝食後少しだけ、と手に取った本がやめられない止まらない状態になってしまい….。 結局全ての家事が終わったのはお昼過ぎ。外は雨。もう外出…

#「本棚の10冊で自分を表現する」をやってみた

こんにちはみどりの小野です。 先日けいろーさんのブログでこんな記事を読んで、面白そう!と参加して見ることにしました。 yamayoshi.hatenablog.com Twitterで話題のタグ、「#本棚の10冊で自分を表現する」。 好きな10冊、ではなく表現する10冊、と…

王とサーカス、それからジャーナリズムについて考えたこと

米澤穂信さんの、「王とサーカス」を読みました。 主人公太刀洗万智は新聞記者を辞めフリージャーナリストとしてスタートしたばかり。雑誌の海外旅行特集の仕事を受け、事前取材としてネパールを訪れる。 現地少年のガイドを頼み、穏やかな時間を過ごそうと…

立ち入り禁止にわくわく!絶対に行けない世界の非公開区域99

ガザの地下トンネルから女王の寝室までーというサブタイトルに惹かれて、ついつい購入してしまった本「絶対に行けない世界の非公開区域99」。 著しく危険なので立入禁止。 部外者お断り。 どこにあるかさえ秘密。そんな世界の「立ち入り禁止」場所を99カ所…

八咫烏シリーズ第4弾~空棺の烏が面白い!

今日は今一番好きな和風ファンタジー、『八咫烏シリーズ』の最新刊「空棺の烏」を紹介します。 シリーズ累計15万部と、どんどん人気になってきたこのシリーズ。 卵から生まれ、人と鳥の姿になれる八咫烏の住む世界山内。 山内を統べるのが東・西・南・北の…

文章の持つ力–どんどん進化する辻村深月がすごい!

文章や映像って、人の心を揺り動かす『チカラ』があるよなあ、といつも思っていた。 まるでやる気が無かったのに前向きな小説やエッセイに力づけられて自分も!と奮闘したり。 元気で何の問題も無かったのに重く救いのない社会の話を読むと自分の生きる意味…

『真夏の異邦人』と夏休み×UFO×美少女モノはこれがおすすめ!

先日喜多喜久さんの「真夏の異邦人」を読んだ。 喜多さんはこのミス大賞優秀賞「ラブ・ケミストリー」でデビューした作家さん。ラブケミストリーのジャンルは有機化学ユーモアミステリーとなっている。なんだかすごい。 製薬会社の研究員として勤務しながら…

Landreaallとカルバニア物語~長期連載マンガと付き合う楽しさ

先日、7年の連載を終えたマンガ「乱と灰色の世界」についての記事を書きました。 実は我が家には乱と同じくらい(もっと?)長い付き合いのファンタジーがもう2作あるのです。続きをいつも楽しみにしている少女マンガ2作品。 全巻一気読みできる完結作品…

灰色の世界にいるキミに~乱と灰色の世界/入江亜紀

ずーっと、年に一度しか出ない本の続きを、盆に会える大切な友達みたいに心待ちにしていたマンガがあって。 とうとう、とうとう完結してしまいました。全7巻、7年付き合った大切な友人。 それが、入江亜紀さんの「乱と灰色の世界」。 素晴らしい作品に出会…

背徳のぐるりよざ セーラー服と黙示録~三人の美少女と正直村

今日は、「背徳のぐるりよざ セーラ服と黙示録」/古野まほろを紹介します。以前ちらりと紹介した「セーラ服と黙示録」の続編ですね。出版はこちらの方が後ですが、作中の時間軸では「背徳のぐるりよざ」の方が先なのでこの本から読み始めても問題ありませ…

烏は主を選ばない~八咫烏シリーズが今面白い!

三連休最初の土曜日。本屋さんで子供たちの夏休みの本とドリル、それから自分の本も買いました。夏休みのはじまり、天気は曇り空ですが読書日和です。 「烏は主を選ばない」阿部智里 私が購入したのはこの本。 以前紹介した、「烏に単は似合わない」の続編で…

異端のまま王道を往く~喜んでくれる人のために

こんにちはみどりの小野です。今日はちゃんと(?)本の話。 ゆうきまさみさんのデビュー35周年記念ムック、「異端のまま王道を往く」。 実は発売日に購入してもう2回読みました。ものすごく満足で、読むだけで完結してしまってたのですが、ようやく感動…

もうすぐ最終回!血界戦線は異界都市と家族の物語だった

舞台は、かつてニューヨークだった街、『ヘルサレムズ・ロット』。 大崩壊、と呼ばれる大災害に襲われた都市は、別世界へと繋がる大穴があき、異界人と人間とが共存する「地球上で最も危険な緊張地帯」となる。 異界人と共存する都市の景色が「メン・イン・…

サマーウォーズは小説版でさらに深く補完できる!映画を楽しんだ貴方にお勧めの一冊。

皆さんこんにちは、みどりの小野です。 昨日は金曜ロードショーで「サマーウォーズ」、金曜プレミアムで「トイストーリ3」、ニコ生では「うしおととら」第一話とアニメ祭りな一夜でした。 ついついTwitterで実況を追っかけてしまい今軽くスマホ指。右親指付…

「白暮のクロニクル」感想-極上のミステリー

こんにちはみどりの小野です。 最近こんな本を予約して、届く日を心待ちにしています。 ゆうきまさみ 異端のまま王道を往く (文藝別冊/KAWADE夢ムック) 作者: ゆうきまさみ 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/06/29 メディア: ムック この商品を含…

夏休みにおすすめのファンタジー。ダイアナ・ウィン・ジョーンズが大好き

こんにちはみどりの小野です。 今回は夏休み親子で楽しめる本第3弾をお送りします。 一回目、2回目が少年向けの熱い本だったので、今回は女の子におすすめしたい、恋と魔法のどきどきわくわくに満ち溢れたファンタジーを。 「魔法使いハウルと火の悪魔」、…

夏休みの冒険者たち~ガンバと15ひきの仲間

こんにちはみどりの小野です。 今日は夏休みのオススメ本シリーズ、第2回をお届けします。 前回は「うしおととら」を紹介させて頂きました。 記事はこちら。 <a href="http://yutoma233.hatenablog.com…

夏休みはうしおととら!

こんにちはみどりの小野です。 前回は課題図書が苦手、という話を書きました。でも夏休みにはやっぱり親子で本やマンガ、映画を楽しみたい。 そこで子供と大人がいっしょに楽しめるオススメ本を何冊かピックアップしてみました。夏休みシリーズとして何回か…

課題図書が苦手です

こんにちはみどりの小野です。 小学生の息子が、もう夏休みの課題図書に関するプリントをもらってきました。 今年の青少年読書感想文全国コンクール課題図書はこちらで、購入希望者は封筒にお金を入れて、といった内容。 今年の小学生の課題図書一覧を見て、…

私の優しい庭~ビオレタを読んで

こんにちはみどりの小野です。 今日ようやく、寺地はるなさんの「ビオレタ」を読み終わりました。 最近場所をとるのでハードカバーは買わないようにしていて。でも皆さんのレビューを読んだら文庫版なんて待ちきれなくて。はるなさんのブログも大好きだった…

今週読んだ本~少年少女飛行倶楽部

こんにちはみどりの小野です。 最近ブログとTwitterが楽しすぎて本が読めていません。 ブログ読んで、書いて、ブクマしてツイートしてたら毎日があっという間! でもそればっかりだとインプットが足りない、と今週はせっせと本を読んでました。 なかでも面白…

第八回短編小説の集い~感想編

こんにちはみどりの小野です。 第八回短編小説の集い、参加させて頂きました。 簡単ですが感想も書きました。 作者の思いをきちんと汲み取るのは難しいです。 小説より感想の方がいつも時間かかります…。 (小説たくさん書いてる方だとつい他も読んでしまうの…

「ブロガー連動企画」本をプレゼントした・されたエピソードを書こう!本を貰った日の話

「ブロガー連動企画」本をプレゼントした・されたエピソードについて書こう! 先日、三森さんid:yuki3moriのつぶやきを偶然キャッチしまして。 誰かが参加してくれたら良いのに!と思ってます→【ブロガー連動企画】ほろ苦く懐かしく、それでいて不可解な思い…

未読本がないと落ち着かないのです

こんにちはみどりの小野です。 このところバタバタしていて本を買う暇、借りに行く暇がなかった私。(読む暇だけは常に無くなりませんが) その結果、未読本が0!になってしまいました。 読んでない本が家に一冊もない! 積ん読本がないと落ち着かない私、…

フランクリン隊はなぜ姿を消したのか?北極で命を落とした129人の歩いた道~アグルーカの行方

今週のお題「最近おもしろかった本」 こんにちはみどりの小野です。 今日は第35回講談社ノンフィクション賞受賞作、 「アグルーカの行方」角幡唯介 を紹介します。 北西航路を探す英国の探検隊、フランクリン隊が通った北極圏のルートをたどる旅路。 フラ…

EPITAPH東京~東京と3つの物語

こんにちはみどりの小野です。 今日は今週読んだ本の感想。「EPITAPH東京」 恩田陸 久しぶりの新刊!と思って喜んだのだけれど小説というかエッセイというか。 筆者の日常の話、吸血鬼を名乗る吉屋という人物の話、それから筆者が執筆中の戯曲「エピ…

泉野明と夜の図書室

こんにちはみどりの小野です。今日は高校時代の思い出の話。 私はエンタミクス(旧オトナファミ)という雑誌を愛読しているのですが、6月号の特集に「女性が憧れるヒロイン」というのがありまして。読んで憤慨しました。 私のヒロイン、泉野明がいない。最近…

絢爛豪華な後宮ミステリ~烏に単は似合わない

こんにちはみどりの小野です。 今日紹介するのは「なんて素敵にジャパネスク」「後宮小説」を思わせるような後宮を舞台にしたミステリー、 烏に単は似合わない(からすにひとえはにあわない)/阿部智里。 烏に単は似合わない (文春文庫) 作者: 阿部智里 出…

宇都宮動物園と有頂天家族第二部~愛すべき毛玉たちの恋と冒険

こんにちはみどりの小野です。 GW、家族サービスしてますか?私はもはや限界です。一日くらい家で何もしないで本を読みたい。 そんなことをいいながらも動物柄のシャツで動物園行っちゃったりしてるんですが。(一番ノリノリだった自分…) 最近は色々な人の…

現実と幻想の継ぎ目〜手のひらの幻獣

こんにちはみどりの小野です。 今週は三崎亜記さんの「手のひらの幻獣」を読みました。 ファンタジーでありながらリアル。そんな三崎さんならではの小説でした。 主人公は日野原柚月。彼女は様々な生き物を表出することで具現化できる表出者。ちょっと分かり…

さよならは明日の約束~今週読んだ本

こんにちはみどりの小野です。 今週読んだ本は3冊。普通ですね、ボリュームとしては少なめでした。 「さよならは明日の約束」西澤保彦。 新刊が出たら必ずチェックする作家さん。 一番好きなのは「タック&タカチシリーズ」。 お酒が必ず出てくるミステリー…

春の日の3冊~首なし男とtheSIX、怪獣文藝の逆襲

日曜日は晴れて暖かい一日でした。 午前中洗濯して掃除して布団干して。 午後は買い物行って図書館行って晩御飯の準備しながら3冊本を読むという理想の休日を過ごしたみどりの小野さんです。 こうやって家の事をしてのんびりするお休みが一番理想なんですが…

ある一年 京都ごはん日記2と花とアリス殺人事件

お疲れ様です、みどりの小野です。 異動して、最近は覚えることが多すぎる毎日を送っています。あまりのインプット量に辟易して、全然読書もできていません…。 とりあえず好きなもの、軽めなものを、と思って読んだ今週の2冊。 いしいしんじ「ある1年 京都…

薫香のカナピウム~森と人間の物語

こんにちは、みどりの小野です。今週は本が1冊しか読めなかった…。 絶版マンガ図書館にはまってしまいまして。 絶版マンガ図書館 懐かしいマンガがいっぱいあるのでやめられない止まらない。 スマホでずーっと読んでました。こういう日々を送ってしまうと、…