おのにち

おのにちはいつかみたにっち

2018-01-01から1年間の記事一覧

こどもの地図

5歳~小6まで北海道で過ごした。 今でも父方の祖母や私の弟、親族がたくさん暮らしている場所だ。同じ東北とはいえ海を挟んだ距離があり、気がつけば疎遠になってしまっていた。 独身の時や新婚時代は顔を見せに行っていたのだが、子どもが小学生になってか…

5分後はズレた世界

9・11、アメリカ同時多発テロ事件について、elve姐さんが記事を書いておられた。 姐さんはあの日からなんだかおかしい気がする、と語る。 『飛び出してみたら、ずれた世界』と。 elve.hatenadiary.jp 私にとっての『あの日』とは?ずれた世界とは?記憶に残…

私に触らないで

夜中、隣の子どもの寝返りで目が覚めた。 添い寝をするようになって13年(中学生の上の子はさすがに自室で寝ています、小3はいつまで一緒に寝る気だろうか)、蹴られようと布団を取られようと、またすぐに眠りにつける鉄のメンタリティが身についたはずだっ…

さおりたんの歌詞・応募します

遅くなりましたが、さおりたんが募集してた歌詞応募します! 【引き続き募集!】歌詞を書いてくれる方を募集しています! - 接客業はつらいよ! 人生はチキンレース! あけすけビッチかんどー日記! テーマは『さおりたんに言わせたい言葉』です。 本当はベ…

はてなダイアリーが終わる

はてなダイアリーが、来年の春から更新できなくなってしまうらしい。 このニュースを聞いてはじめに思い出したのがお昼休みによく読んでいる『名付けられぬ領域のほとりにて』というブログのこと。 名付けられぬ領域のほとりにて 読めなくなったら悲しいのだ…

上司がファラオっぽい。

今春、都会からやってきた上司がなんとなくファラオっぽい。 なんつーか、色んなものを綺麗なピラミッド型にしてしまうのである。 たとえば窓口に置かれたポケットティッシュやカードサイズのカレンダー。 お客様用に置かれたそれらが、上司が窓口を担当した…

苔むした川原を眺めていれば幸せな人生だった。

何言ってんだコイツ、的タイトルですが割と本気です。 えっと、先日職場の飲み会の席で、時間とお金があったら何処へ行きたいか?みたいな話をしていた訳です。 台湾で食い道楽とか、ハワイでアクティビティ三昧とか、いやいや温泉でまったりと…なんてみんな…

統計と主観

今週、小学校の水泳大会がある。 平日なので、いつも夫婦どちらか一人が休暇を取って応援に行くようにしている。 今年の水泳大会は気温が低いようで「毎回寒いんだよねぇ、かわいそう…」なんてぼやいたら夫から思わぬ反論が来た。 「いつも暑いよ!ジリジリ…

思い出の中の甘エビは甘い

私の父は、今も昔も出不精な人である。 家で本を読んでいれば、それだけで満足。 仕事を定年退職した今は、日々自宅警備員として二匹の猫と一緒にソファを温めている。 そんな父がたった一度だけ、我が子を連れて二人だけで出かけた記憶。 それが家族に語り…

一泊では無理がある-弾丸社員旅行のお話

旅が好きだ。 しかし大人の休日俱楽部の看板を見ると頭突きをかましたくなるのは私だけだろうか。これからを楽しむ大人たちへ。優雅な二人旅。クワッ!くわっくわっ!あふラーーック! カシオペアデラックス17万円也。カーッ、ペッ! こんなアヒル気質になっ…

息が詰まりそう

最近仕事が忙しくて息が詰まりがちである。 元々忙しい時と暇な時の落差が激しい仕事だったのだが、最近業績が好調らしく、定期的に忙しい。 やりがいがあるのは良いことだ。成績もいずれはボーナスに反映される(この反映が遅すぎるのも、ウダウダの一因な…

アルインコ・コンフォートバイク2を購入しましたレポ

アルインコのコンフォートバイク2AFB4309WX(名前長っ)を衝動買いしてしまったので今日はそちらの感想です。 モノクロ読んでアルインコのコンフォートバイク衝動買いしてしまった…。重くてデカイが音は静か、運動不足の私には効くー!タブレット置けるんで…

NHKラジオドラマ・青春アドベンチャーの思い出

ラジオはお好きですか? AmazonプライムやNetflixで気軽に映画が観られる時代になったけど(子ども達にはYouTubeが 大人気だし)運転や掃除など、何かをしながら気軽に聞けるラジオってやっぱり便利ですよね。 TVは一家に一台、ファミコンは兄弟と争奪戦(し…

夏休みのお昼ごはん・丼上の戦い

丼上で繰り広げられる、具とメシの美しいコントラスト… 丼モノはお好きですか? 私はあんまり食べません!(唐突な裏切り) 定食が一番好き!なぜってお外で食べる時は自分で作るのがめんどくさいものが食べたいからぁ!色んなものがチマチマちりばめられた…

田舎とテレビと番組タイトル

最近おらが町の広報さんが頑張っているのか、それとも田舎が人気なのか、地元へのテレビ取材が多い。 自分の知っている場所や顔見知りの人たちがテレビに映るのは正直嬉しい。自分の子どもや家族が写った番組は永久保存版だし、「本日当町がテレビに取り上げ…

7月が駆けていく

夏が好きだ。夏生まれだし、夏の暑さも好きだ。 今年はさすがに熱すぎるけれど、山あいの町の夏の夜は涼しいを通り越して寒い。そんな昼と夜の寒暖差も好きだ。 それから夏の服が軽いのも好きだ。風が泳ぐ薄手のシャツ、ブルーのロングスカートの裏地はひん…

【Kindle Unlimited】で読んだ、幸せの秘訣本

しばらくお休みしていたKindle Unlimited、先日のプライムデーから再開しちゃいました。2ヶ月99円なんだもん、これは買いでしょ。 Kindle Unlimited、便利なんだけどつい読み流してしまう、内容がきちんと頭に残らない気がして一度辞めたのですが(やっぱり…

 電子書籍『なないろ』無料キャンペーン中です!

本日は告知。 はてなブロガー鉄仙さんが主催するショートショート・アンソロジー『なないろ』に参加させて頂きました! 虹の七色をモチーフに自由テーマの作品も挟んで全14編、正になないろなアンソロジーです。私は途中参加で、時間の都合もあり青テーマ一…

感情を表に出さない人の顛末

感情が表に出ない人っているよね?怒りも焦りも、喜びすらもフルフラット。 感情を顔に出さない人は、普段であれば付き合いやすい。 ところがみんなが焦ったり、怒っている時にはその落ち着きが裏目に出ることも。 今日は私の職場にいる、感情を表に出さない…

ぐるぐる怪談に最適な夜

そういえばさ、なんて私は話しはじめる。 場所は昼休みのオフィス。私はトマトサンド、隣の彼はカップ焼きそばを食べている。 今日からクールビズが始まって、涼しげなアイスブルーのシャツを褒めたら今年は夏らしい事をまだやっていない、なんて話に繋がっ…

森博嗣『ψの悲劇』感想-長く続く物語と付き合う喜び

森博嗣Gシリーズ11冊目、『ψ(プサイ)の悲劇』読了。 前作「χ(カイ)の悲劇」に続き、『すべてがFになる』のキャラクタが活躍する賑やかな物語である。かなり派手なアクションシーンもあり、なにより第一作から登場しているお馴染みのキャラ、島田文子さん…

美魔女とシッティング・ション

昭和50年代前半、私がまだ小学校に入学する前の話。 母の実家近くで、忘れられない光景を見た。美しい山並み、緑の田んぼ。 あぜ道で尻を出し、堂々と放尿するもんぺ姿のおばあちゃん...。 車窓からその光景を見た私は尻!尿!いいの!!!と大困惑だったの…

会議は踊るそして沈む

職場の会議も、PTAの総会も。 なんだか最近無駄に長引くことが多くてちょっと疲れている。 例えばちょっと前の職場の会議。 新しい制度が導入されるので、具体的な運用方法を説明するよ、分からないことがあったらドシドシ質問してね!みたいな内容だった…

もうすぐ最終回『ダーリン・イン・ザ・フランキス』考察

『ダーリン・イン・ザ・フランキス』をGYAO!で全話一気見(むろん最終回は除く)してしまった。 gyao.yahoo.co.jp 実は最初の頃に一話だけチェックして、切っていた作品である。 空から角の生えた女の子がやってきてダーリン♡と呼んでくれる。ラムちゃん…

原発と紫陽花

番号が振られた無機質なバスの中に、白い服を着た男たちが押し込められている。箱のような建物の中に入り、着ていた服を脱ぎ棄て更に頑丈な防護服をまとう。 簡単な健康チェックの後、今日の作業が始まる。 ゆっくりと、緩慢に。 死にかけの老人のような速度…

虚飾の塔と深水黎一郎『ミステリー・アリーナ』

深水黎一郎さんの『ミステリー・アリーナ』を読み終えました。殺人事件が起こる閉ざされた雨の山荘と、華やかなTV局のスタジオ。 二つの世界が入り乱れる虚構と虚飾の物語の結末は、一体どこにたどり着くのか?表紙に描かれた空っぽのバベルの塔のように、…

【オフ会レポ】新宿ではてなブロガーに会った話

オフ会を終えたらレポートを書くのがどうやらはてなの規約らしいので、今日は楽しかった思い出を書いていきたいと思います。 舞台は小雨降る新宿、屋上の小さなプレハブ小屋。平日の昼間、そんなところに軟禁された人気絵師たちが小野の絵を美人に描かされる…

寂しさを埋め合わせるもの‐井上荒野『その話は今日はやめておきましょう』

見て見ぬふりをしたいものが、この世にはある。 井上荒野さんの『その話は今日はやめておきましょう』は正にその「この世の蓋の物語」だった。 突き刺されて、痛くて、でも心の奥に残るものがある。そんなお話でした。まだ若い方にも、そんなに若くない方に…

エア説教ジジイの思い出

妊婦の頃、生まれた子どもがまだ歩けなかった頃。 エンカウントしてしまうと半日くらい落ち込んだ気持ちになるジジイがいた。 公園の隅、ショッピングモールの子供向けフロア。 定年後らしきお年頃のそのジジイは、いつもそういう所に潜んでいて、こちらが腰…

『子ども嫌いの言い分のまとめ』の危うさ

こんなツイートが非常に話題になっておりました。 togetter.com 子どもは泣くもの、騒ぐもの。それは大前提として、放置する親、叱らない親、甘い親、親になりきれない親が嫌い、という内容でした。 俺の気持ちをまとめてみた。 pic.twitter.com/5SNKgiDeWs …